前回の記事にてCentOS7をインストールできるUSBメモリを作成しました。
あとは、DVDを使っているときと同様にCentOS7をインストールするだけとなります。
この記事で行うこと
- BIOSを起動しUSBメモリをブート
- インストーラの指示に従ってCentOS7をインストール
1. BIOSを起動しUSBメモリをブート
大体のPCは電源ボタンを押してからすぐに「F2」キーと「Del」キーを連打すればBIOSが起動します。
それで起動できない場合は概ね以下の二つの理由が考えられます。
- Windowsの高速スタートアップが有効になっている
- BIOSに入るためのキーが違う
Windowsの高速スタートアップはWindows7以降のPCで大体ONになっている設定で、色々とすっ飛ばすことで起動を速くする機能です。
こちらについては「高速スタートアップ 無効」みたいに検索すれば色々な記事が見つかると思います。(本ブログでももしかしたらいずれ記述するかも知れません)
「自分の使っているOSはWindows Vista以前だ」「高速スタートアップを無効にしているのにBIOSが立ち上がらない」といったことであればBIOSに入るためのキーが違う可能性があります。
PCを起動したときに一瞬だけ白文字で「Press ○○ to ~」といった文面が表示されるかと思いますので、そこに書かれているボタンを起動するときに連打すれば入れるかと思います。
見えないという方は、「(PCの名前) BIOS 起動」で検索すればそれぞれのBIOSの起動方法が出てくるはずです。(自作の方は「(マザーボードの名称) BIOS 起動」で出てくると思います)
BIOSが起動したら、ブートするドライブを選べると思いますので、CentOS7の入ったUSBを選んでください。
この画面は私のPCの場合です。「Save & Exit」というタブで選ぶことが出来ています。(これは若干古いPCですが、ここ数年のPCではよりグラフィカルでマウス操作が可能なBIOSが多いです)
2. インストーラの指示に従ってCentOS7をインストール
起動すると真っ暗な背景に白いテキストのみが映った画面になります。
前回のUSB作成時に問題が起こっていないか確認するためにも「Test this media & install CentOS7」を選ぶことをおすすめします。(もし、問題が起こった場合は前回の記事を確認してもう一度試してみるか、「UNetbootin」などの別のソフトを使ってみてください)
白い文字がどんどんと上に流れていきます。映画で描かれるハッカーのPC画面といった感じがしますね。
しばらくするとインストーラが起動しますので、あとはWindowsなどをインストールするときと同様にインストーラの指示通りに操作するだけです。
言語の設定
インストール先の設定(当然ですが、インストール先に元々入っていたデータは全て消えます。事前にデータの退避を)
他にも必要に応じて設定を終えると、インストールを開始出来ます。
インストール中にrootパスワードの設定ととユーザの作成が行えますので行うようにしてください。
ユーザは基本的に操作を行う時に使うアカウント。
rootは何か影響の大きな変更を加えるときに必要なアカウントです。(Windowsで言うとアプリのインストール時などに求められる「管理者権限」に近いです)
私はMinimalでインストールしたのでインストールが終わると最初にUSBをブートしたときのような真っ暗な背景に白い文字だけの画面になりました。(画像は特に撮ってなかったです)
ここからは、基本的に全てこの画面(黒背景に白字だけ)を使って作業を行っていくことになります。
まとめ
今回は作成したブートUSBメモリを使ってCentOS7のインストールを行いました。
インストール自体はインストーラがグラフィカルな事もあってそんなに難しくはないと思います。
本ブログではサーバとしてCentOSを使う方法について触れていきますので、PCとしてCentOSを使いたいと考えている方は別のサイトを探してみてください。
次回からはサーバとして使って行くために必要な色々な設定を行っていきたいと思います。