CentOS7をインストールする際にはDVDを用いるのが一般的です。
しかし、DVDドライブのないPCにインストールしたいこともあります。
そのためにCentOS7をUSBメモリからインストールできるようにしたいと思います。
この記事で行うこと
- CentOS7をダウンロード
- Rufus(後述)をインストール
- Rufusを使用してCentOS7インストール用のUSBメモリを作成
1. CentOS7をダウンロード
以下のURLからダウンロードできます。
https://www.centos.org/download/
上記画像のようにリンクが3つあると思います。
この違いは最初から含まれているパッケージ(ソフト)の数です。
Everything ISO>DVD ISO>Minimal ISO となります。
サーバ用途であればMinimal ISOでインストールして、必要なものは都度インストールする方が良いのではないかと思います。
PCとして使いたい(GUIが欲しい)場合はDVD ISOを選んでください。
足りないパッケージは後からyumで簡単にインストールできます。
パッケージを選んだらリンクの一覧が表示されると思います。
CentOSは公式から直接ダウンロードするのではなく、ミラーサイトからダウンロードするものとなります。
リンクを適当に選んでダウンロードしてください。Actual Country内のリンクは国内のミラーサイトなので、こちらのリンクを選ぶことをお勧めします。
2. Rufusをインストール
ダウンロードしてきたISOイメージをそのままUSBメモリに移してもUSBメモリからOSをインストールすることはできません。
これを可能にするのがブータブルUSB作成ツール等と言われるツールです。
同様のツールには「UNetbootin」もよく見かけますが、個人的にはRufusの方が安定している気がします。
Rufusは以下のサイトからダウンロードできます。
Portableと記載されているものといないものがあるかと思いますが、少なくともバージョン3.1の時点ではその違いは特にありませんでした。
両方ともダウンロードすれば特にインストールをする必要なく使うことができます。
3. Rufusを使用してCentOS7インストール用のUSBメモリを作成
Rufusを起動すると設定画面が表示されます。
まず、対象のデバイスを選択してください。
当然ですが、ブータブルUSBにするともともと入っていたデータはすべて削除されるので注意してください。
次に「ブートの種類」の右にある選択ボタンから、先ほどダウンロードしてきたCentOS7のイメージを選択してください。
あとはスタートを押してイメージをUSBに書き込むだけです。
他のステータスは特にいじる必要はないはずです。
こちらが完了後の画面です。
特に完了しましたといった表示はないので誤ってもう一度実行しないように注意してください。
まとめ
これでCentOS7をインストールするためのブータブルUSBが作成できました。
ちなみに今回使ったRufusは様々なISOからブータブルUSBを作成できるツールなので、Ubuntuなど別のディストリビューションのブータブルUSBも同じようにして作成できるはずです。
これについては他のサイトを探せば記述があると思いますのでそちらを参照してください。
次回はCentOS7のインストールについて書きたいと思います。