前回はMariaDBのインストールを行いました。
しかし、実際にアプリケーションでMariaDBを使うためにはユーザとデータベースをそれぞれ作る必要があります。
MariaDBには最初からrootというユーザが存在するので、rootを使わせる方法もあります。
しかし、rootはMariaDBの全権を持つユーザです。(CentOS8におけるrootと同じ立ち位置です)
万一、このユーザが乗っ取られでもしたらMariaDBを使う全てのアプリケーションがめちゃくちゃになります。
また、仮に全てのアプリケーションで同じデータベースを使わせると、使うテーブルの名前が被った際にこれまためちゃくちゃになります。
実際は、大抵のアプリケーションではテーブル名にプレフィックスを付けるので名前が被ることはほぼありませんが、同じデータベース内に大量のテーブルがあると管理も面倒なので、アプリケーション毎にデータベースを分けるのが普通です。
各アプリケーション用に作成したユーザに、そのアプリケーション用に作成したデータベースの権限を付けて運用を行うのが安全です。
ここではデータベースの作成・削除とユーザの作成・削除、そしてユーザへのデータベースの権限付与を行いたいと思います。
(この記事ではデータベースの中身はいじりません。もし直接データベースの中身をいじりたい場合は、SQL文について調べてみてください)