更新が途絶えてしまい、気づけばCentOSも8になってしまいました。
ということで心機一転、今度こそ続けるという意思と共に改めてCentOS8をインストールしてみたいと思います。
以前に書いた「USBメモリでCentOS7をインストール – USBにインストーラを入れる」と同様にまずUSBメモリにインストーラを入れたいと思います。
この記事で行うこと
1. CentOS8をダウンロード
以前のCentOS7の配布サイトと同じ、以下のサイトからダウンロードできます。
https://www.centos.org/download/
CentOS7の頃とは違い、リンクが2つになっています。
「 CentOS Linux DVD ISO 」が正式なCentOS8で、
「 CentOS Stream DVD ISO 」はいわゆるベータ版という理解で良いと思います。
今回は 「 CentOS Linux DVD ISO 」 をインストールしたいと思います。
アイコンをクリックすると、リンクの一覧が表示されます。
CentOS7同様にCentOS8もミラーサイトからダウンロードする形です。
そもそもフリーソフトウェアではこのようにミラーサイトからダウンロードさせるものが多いですね。
どこからダウンロードしても良いですが、「 Other mirrors further away: 」より上にあるリンクが日本近辺のものなので、こちらのリンクをオススメします。
2. Rufusをダウンロード
RufusはブータブルUSB作成ツールなどと言われるものです。
先ほどダウンロードしてきたISOファイルはDVDに入れる為のファイルとなります。
そのため、これをそのままUSBメモリに入れてもOSをインストールできるようにはなりません。
OSをインストールすることが可能なUSB(ブータブルUSBと言います)を作成するのが、ブータブルUSB作成ツールとなります。
今回はRufusというツールを使いたいと思います。
他にもUNetbootinなど同様のツールはありますので興味のある方は調べてみてください。
以下のサイトからダウンロードできます。
https://rufus.ie/ja_JP.html
Portableと記載されているものとされていないものがあるかと思いますが、私が確認した限り違いはなく、両方ともインストール不要でしたでした。好きな方を使ってください。
3. Rufusを使ってCentOS8インストール用のUSBメモリを作成
Rufusを起動すると設定画面が表示されます。
まず、ブータブルUSBにするデバイス(USBメモリ)を選んでください。
※ブータブルUSBにするともともと入っていたデータは全て削除されますので、注意してください。
次に、「ブートの種類」の右にある選択ボタンをクリックして、先ほどダウンロードしたCentOS8を選択してください。
最後に一番下にあるスタートボタンをクリックします。
他のステータスは基本的にいじる必要はありません。
インストールを開始すると上記の警告画面が表示される場合があります。
これは、OSで使われるブートローダ(OSを起動するためのプログラム)がRufusが持っているブートローダよりも新しい時に表示されます。
ここは「はい」をクリックしてOSで使われているブートローダをダウンロードしましょう。
※Rufusのバージョンがより新しくなると表示されなくなる……はずです
ハイブリッドISO形式ではブータブルUSB作成ツール無しでもLinuxから簡単にブータブルUSBを作成することができます。こうして作られるのがDDイメージです。
しかし、DDイメージで書き込んだ場合はUSBの中身にアクセスすることができなくなります。この場合、CentOS8を起動するだけのUSBとなります。
それで困ることもあまり無さそうですが、今回はせっかくブータブルUSB作成ツールを使っていますし、ISOイメージで書き込みましょう。
※もしISOイメージモードで上手くいかなかった場合はDDイメージモードを試してみてください。
作業しているPCやUSBメモリの性能によっても変わると思いますが、だいたい数十分程度で完了します。
CentOS7と違い、Minimal ISOが無くなったので時間がかかるようになってますね……
完了しても完了したという表示は無いので間違ってもう一度実行しないように気をつけてください。
まとめ
今回はCentOS8のインストールの下準備としてブータブルUSBを作成しました。
RufusはCentOSに限らず様々なISOイメージからブータブルUSBを作成できるので、Ubuntuなど別のディストリビューションのブータブルUSBも同じように作成できるはずです。
これについては他のサイトを探してみてください。
次回はCentOS8のインストールに進みたいと思います。