2024/5/18のアンジュ・ユナイトGP 1stに参加した方、お疲れ様でした。
また、運営してくださった方々ありがとうございます。
今回のイベントは192名もの参加があったという事でまだまだアンジュの人気は衰えそうにないなと安心しています。
個人的にも色々な人と真剣勝負出来るような機会が今まであまり無かったので、イベント始まったときより終わったときの方がアンジュへのモチベーションが上がる、素晴らしいイベントでした。
今回、ベスト4という望外の結果が出せたのですが、それぐらいの順位の人達みんな構築とかの説明記事書いてるようなので、折角なので僕も書いておきたいと思います。
僕の握ってる青黒赤はGP直前の環境で結構流行ってましたし、対戦した相手大体スタートカードで「あ(察し」って反応だったので、わざわざ僕が書くまでもなく皆知ってる気はするんですけどね……
目次
1. デッキ選定理由
今回持って行ったデッキは、青赤黒(美海オルトリン)です。
いつも相手してくれている八百氏が巷では青黒赤で血塗られし刃の光を撃つ構築が流行っているらしいとリストを送ってきてくれました。
そのレシピだとLv7レミエルは居なかったんですが、ちょっと触ればLv7レミエルが入ることが分かり、「美海とソフィーナとレミエルが立つなんてこのデッキ握るしか無いじゃん」と握った次第です。
と、これだと折角来てくれた方に僕が美海とソフィーナとレミエルが好きというどうでも良い情報しか出せないことになるので、一応取り繕ってそれっぽいことも書きます。
1′. デッキ選定理由(取り繕ったやつ)
現在のアンジュ・ユナイトのデッキは大きく分けて2種類あります。
即ち、美海を採用しているデッキか美海を採用していないデッキかです。
美海の強みはその圧倒的なアド取り力で、毎ターンにエクシードを撃つことが出来れば1ターン辺り手札が純粋に1枚増えますし、見れる山札の数は2枚増えます。いくら9kラインで10kあればノーコストで失敗読み出来ると言っても、それによって得られるアドバンテージが上記のアドバンテージより多いとは思えません。
故に、美海が回っているデッキに勝つには同じく美海をぶつけるか、或いはアド差が顕著になる前にウィニーで倒しきるかの二択となります。
個人的には美海は「美海を引けると強いけれどそうでないと厳しい戦いになる」、ウィニーは「安定はするけれどリソース管理やマリガン基準が厳しい」ので、自身の運とプレイングを比較して運に自信があれば美海で、運に自信が無かったりプレイングに自信があればウィニーを使うべきと考えます。
僕はプレイング下手なので迷わず美海です。
美海のエクシードを使う場合、1ターンに4枚山札を見ることが出来ますが美海をフル投入して9枚入れても必ず引けるとは限りません。そもそも美海を9投入すると、美海だらけで出せるカードが無くなる可能性があります。
美海の投入を抑えつつ美海のエクシードを使える可能性を上げるカードとして上がってくるのがオルトリンです。Lv5オルトリンのエクシードはLv3美海を回収できるので、回収した美海で美海のエクシードを撃つことが出来ます。
これがいわゆる美海オルトリンで、あとはこれで取ったリソースを何に使うかという話になります。
緑だと必要なリソースはチャージなので微妙に噛み合わず、白はこれもどちらかというとリソースを取りに行く色なので合わず、青で手札リソースを使うには美海のドローだけでは心許ない、という事で黒となります。
もともと美海オルトリンで2色出すので、黒さえ出せれば最凶アクションと名高い(?)血塗られし刃の光を撃てるわけです。
また、ソフィーナはエクシードにドローが付いているので事故って先に出すことになっても持ち直せる可能性が上がります。(プログレスがソフィーナしか居ないって場合とかですね)
これでLv6美海、Lv5オルトリン、Lv5ソフィーナという最終版面の想定が出来、それぞれがドローや疑似サーチを持つので再現性も高そうとなります。
更に盤面の再現性を上げるためにLv2レミエルを採用、序盤にLv6美海を引き入れる確率を少しでも上げるためにLv2空を採用します。
ただ、これで回すとリソースが余ることが多々あったことと、盤面が貧弱だったため、最後にLv7を採用します。
ここでは主にソフィーナとレミエルという択がありますが、美海・オルトリン・ソフィーナでは最もスタッツが高いソフィーナを貼り替えるメリットが少ない事、Lv7ソフィーナのリンクよりLv5ソフィーナのエクシードの方がリソースのアドバンテージが取りやすいことから、Lv7はレミエルのみ採用しています。美海やオルトリンやレミエル、空のおかげでLv5ソフィーナのエクシードコストを回収しやすいのでなおさらです。
という事で、青黒赤を握った理由と大雑把な各カードの採用理由でした。2割ぐらい元々思ってたことで、3割ぐらいふんわり思ってたけど言語化出来ていなかったことで、5割は今考えました。
2. 各カードの採用理由
日向美海
まず、Lv6美海のエクシードを撃てるか否かで展開が大きく変わってくるので当然3枚投入です。
後はエクシードを撃てる範囲で他の美海の数をなるべく抑えるように調整をするのですが、今回はオルトリンやレミエルでコストとなる美海を持って来やすかったので、Lv5が1枚、Lv3が3枚となっています。
Lv3の方が優先されている理由はオルトリンのエクシードで回収できるからです。
久遠空
Lv6美海の回収率を上げるために3枚投入必須です。空をマリガンで捨てると山は1枚しか見れませんが、効果を使えば山を2枚見ることが出来ます。この差がLv6美海を回収できるか否かの大きな差になったりするのです。
また、中盤以降にエクシードのコストを拾うためにも使います。
オルトリン
美海のエクシードに使うコストを回収するためにLv5を3枚投入しています。
また、エクシードコスト用と展開コストが足りないときにとりあえず出す用としてLv3を2枚投入しています。Lv4分のコストしかないという状況はあまり無かったのでLv3が採用されています。
ちなみに、美海と空以外のプログレスはみんな高レベル(エクシード持ち)3枚の低レベル2枚という構成ですが、これは全て5枚に統一した方が残枚数を把握しやすくてプレミを防げるという理由だったりします。高レベルの方が多いのは、高レベルしか引けずコストが足りないのは1ターン待てばある程度解消する可能性が高いですが、低レベルしか引けてない場合は数少ない高レベルを引くまで盤面が張り付くリスクがある為です。あと、エクシードがこのデッキのアドバンテージの源泉なのでなるべく使えるようにです。
レミエル
捨札回収によって事故回避やエクシードのコスト回収を行う為にLv2を2枚積んでいます。
そして、終盤の盤面の弱さをカバーするためにLv7を3枚です。中盤以降のオルトリンのリンク効果や、美海・ソフィーナのエクシード、空の効果等があるのでそれなりの確率で最終ターンには出てきてくれます。
ソフィーナ
Lv5はエクシードと10k / 10kという本デッキではLv7レミエル2番目に高いスタッツを生かして戦います。Lv5のエクシードは言うならば相手のプログレスを選んでガードを5k削るというもので、格段に攻撃を通しやすくなります。
Lv1はエクシードコストという面もありますが、血塗られし刃の光が手札にある(運が悪いとダブついてる)時に撃つために出すことも出来ます。
血塗られし刃の光
デメリット無しで使うだけでチャージ0のプログレスもリンクブーストが出来るようになる上に相手のリソースを2枚削れる最凶アクション。撃てば撃つだけ強いので3枚積みです。なんなら相手の手札無くてもチャージ削るだけで強いので撃ちます。
美海のエクシード、ソフィーナのエクシード、レミエルのエクシード、オルトリンのリンク効果、入手手段はいろいろあるのでいっぱい手に入れていっぱい撃ちましょう。
3. デッキの回し方
1. マリガン
Lv6美海を出してエクシードを撃つことを念頭に置いて動きます。Lv6美海出たら後は大抵何とかなります(?)。
なので、マリガンはそれを念頭に行います。
- Lv6美海を含む美海が2枚居ない場合は、美海と空とフレーム最大2枚以外を全部マリガンします。(ただし、Lv3かLv5美海1枚以外美海を引けていない場合は、この美海もマリガンします)
- Lv6美海を含む美海が2枚居る場合は、美海2枚とフレーム以外を全部マリガンします。
2. 序盤~中盤
基本的には縦に伸ばします。1ターン目にLv6美海を出して、次ターン以降はLv5ソフィーナとLv5オルトリンを1ターンに1枚ずつ出すことを目指します。(早ければ3ターン目、4ターン目には並べたい)
Lv6美海が居ない場合はLv5オルトリンかLv5ソフィーナを出します。どちらを出すかの判断材料としては手札にどちらがダブっているか(ダブっている方がエクシードを使えるので優先)、見えているフレームの量(リンクが当たりそうならばリンク効果のバリューが高いオルトリン)、Lv3やLv5美海が手札にいれば、Lv6美海を引いたときに備えて美海スタートカードの上にLv5オルトリン、などです。この場合は低レベルのプログレスも活用しつつ、5~6ターン目までに盤面を揃えられることが目標となります。リジェクトを祈ってください。
フレームが1枚しか無い場合はLv6美海を出さずに低レベルのプログレスを出すことを検討します。マリガンで流した美海の数が多い場合やLv3オルトリンが居る場合などはLv6美海を出さない方が良いかも知れません。
Lv6とLv5が並べばその時点で手札が0枚になっても有効札が多く、リカバリーしやすいので、臆せずに並べます。
3. 中盤~終盤
美海、ソフィーナ、オルトリンが並んだら後はエクシードや引いてきた空の効果などを使って山を漁ります。
欲しいカードはレミエル>血塗られし刃の光>ソフィーナです。
レミエルを手に入れたらオルトリンの上に出します。レミエルが出たらレミエルのエクシードで更に血塗られし刃の光にアクセスしやすくなります。
後は血塗られし刃の光やソフィーナのエクシードで相手のチャージを破壊してガードを下げつつ、こちらは美海やソフィーナで引きたくなくても引いてしまうフレームでガードを切りつつでリソースの差で押し切って勝利を目指します。
あとがき
くぅ~疲れました。(ry
普段やらないことするもんじゃないですね。
割と不完全な走り書きみたいになってしまいましたが、青黒赤って皆さんご存じって感じで少なくとも文章で解説してるのは無さそうだったのでまあ何かの役に立てば良いなぁって思います。
後は空を使うタイミングとか、失敗読みの切り方とか細かいプレイングとかもありそうですが、ドヤ顔で変なこと言って馬脚を現しそうで怖いんでここで締めます。
ここまで読んでくださった方ありがとうございました。