CentOS8で自身のプライベートIPアドレスを調べる

サーバを確認したり変更を加える度にいちいちサーバにキーボードやディスプレイを取り付けて調べるというのは面倒です。

だからといってサーバに常にキーボードやディスプレイを付けっぱなしにするのもキーボードやディスプレイが有り余ってなければ現実的ではありません。(仮に有り余っていたとしても場所を取ってしまうのであまりやりたくありませんね)

そのため多くの場合は自分が普段使っているPCから操作できるようにします。

これを実現するためにはそのサーバの在処、IPアドレスを調べます。

この記事で行うこと

  1. ネットワークに接続しているデバイス名を調べる
  2. ネットワークに接続しているデバイスの詳細情報を得る

1. ネットワークに接続しているデバイス名を調べる

以下のコマンドを実行します。

# nmcli d status
DEVICE		TYPE	 STATE		CONNECTION
[デバイス名]	ethernet 接続済み	enp3s0
  • nmcli : NetworkManagerに含まれるツール名。(NetworkManagerCLIentの略?)
  • d : 操作対象がデバイスであるという意味。(”device”でも動きます)
  • status : 状態の概要を確認するコマンド。(操作対象がデバイスの時に何のコマンドも入力しないとこれが実行されます。)

ここでSTATEが接続済みとなっているデバイスの名称を覚えておきます。

2. ネットワークに接続しているデバイスの詳細情報を得る

以下のコマンドを実行します。

[デバイス名]の部分は先ほど調べた接続済みのデバイスの名称です。

# nmcli d show [デバイス名]
GENERAL.DEVICE: [デバイス名]
GENERAL.TYPE: ethernet
GENERAL.HWADDR: XX:XX:XX:XX:XX:XX
GENERAL.MTU: 1500
GENERAL.STATE: 100 (接続済み)
GENERAL.CONNECTION: enp3s0
GENERAL.CON-PATH: /org/freedesktop/NetworkManager/ActiveConnection/1
WIRED-PROPERTIES.CARRIER: オン
IP4.ADDRESS[1]: 192.168.10.7/24
  • show : 特定のデバイスの詳細を表示するコマンド

ここで重要な情報は「GENERAL.HWADDR」と「IP4.ADDRESS」の二つです。

「GENERAL.HWADDR」はMACアドレスと呼ばれる物で、ルータからIPアドレスを固定させるときなどに使います。(実施方法や可否はルータによって異なるので各自で調べてみてください)

「IP4.ADDRESS」はその名の通り、そのサーバのIPアドレスとなります。

似たような物に「IP6.ADDRESS」というのもありますが、これの違いは「IPv4 IPv6」で調べると分かるかと思います。現時点において自宅サーバでこれを使うことはほぼ無いですね。

まとめ

今回の記事ではサーバのIPアドレスを調べる方法を扱いました。

CentOSでは初期設定でSSHが許可されているので、これでSSHクライアントなどを使ってSSH接続を行うことができます。

SSH接続のやり方は利用するクライアントなどによっても異なるので各自で調べてみてください。

もし機会があれば当サイトでもPowerShellを使ったSSH接続方法を扱いたいと思います。(予定は未定)

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